メンテナンス

メンテナンス方法を覚えよう

バイクを所有するなら、日常的なメンテナンス方法をきちんと覚えておきたいところです。
日本製のバイクは世界的に見てもかなり性能がよく、毎日細かいメンテナンスをしなくても走行に支障がないということもよくあります。

ですが、どれだけ性能の高いバイクでも一つの製品である以上は使用をしていれば消耗する部分も出てきますし、経年によって各部パーツも劣化してきます。

毎日のメンテナンスでできることはそれほど難しいことではなく、毎日乗る前に各部の見るべきポイントをチェックして、摩耗や故障が起こっていないことを確認するということです。

さらに少し慣れてきたら、消耗部品を自分で交換できるようになれば、メンテナンスにかける費用を安くすませることも可能です。

基本的なメンテナンス方法

まず基本的なメンテナンス方法についてですが、チェックをするべきポイントとして挙げられるのは、ブレーキ、タイヤ、灯火類、燃料の4つです。

この4種類のことを略して「ブタと燃料」というふうにまとめることがあります。
加えて毎日乗用しない週末ドライバーの人などは、タイヤの空気圧にも細かい気配りをするようにしましょう。

それぞれのパーツでチェックするべきポイントとしては、ブレーキではブレーキパッドがすり減りすぎていないかということ、タイヤはスリップサインが出ていないかということ、灯火類はきちんと点灯できるか、それに燃料は十分に入っているかということです。

まず最も大切なのは、タイヤが摩耗していないかをチェックできるスリップサインの確認です。
バイク用のタイヤの場合、新品では溝の部分がくっきりと浮き出ていますが、長く乗っているとゴムの部分が摩耗してくるため溝が薄くなってきます。

スリップサインとは摩耗が進むと見えてくる部分のことで、タイヤ中央を一周している溝に数十センチおきに配置されています。
タイヤの摩耗が進むとスリップサインが溝を埋めるようになって見えてきます。

次にブレーキパッドの減りの確認ですが、これはバイクの車種によって若干構造が異なってくるので、購入時にお店の人にきいておくか取説を読んでしっかり確認をしてみてください。

通常ブレーキパッドは約15,00キロメートルごとの交換が推奨されていますが、ブレーキを使う頻度によって減り方が異なるので、運転がうまい人になると長い距離を乗用してもほとんど減りません。

他にも詳しくなってくるとできることも増えてきます。
構造に詳しくなってくるとちょっとしたトラブルがおきたときの対処も素早くなるので、慣れてきたら積極的にいじってみるようにしてください。