免許の合格率

原付免許の合格率

原付一種(第一種原動機付自転車免許)の免許取得には実技試験はなく学科のみとなっています。
学科試験においては問題のうち90%以上の正答率とかなり厳しい条件が課せられていますが、問題そのものは決して難易度の高いものではないので、きちんと勉強をしていれば一発合格も難しいものではありません。

原付免許の合格率はここ10年くらいの推移をみてもおおむね56~59%くらいの水準で大きな変動もなく、大抵の人が1~2回の受験で合格をすることができるようになっています。

他の実技教習が必要な免許の場合には合格率はぐっと低くなるので、原付免許がいかに手軽に取得をすることができる免許であるかがわかります。

なお他の二輪免許の場合、最終的な学科試験の合格率は7~8割くらいと高いのですが、「一発受験」とされるダイレクト試験を受けた場合その合格率は一桁にまで落ちるので、教習所に時間と費用をかけることにより不合格のリスクを大きく減らすことができるということになります。

原付免許の試験は実際どの程度か

簡単簡単とはいうものの、それでも4割強の人は毎回不合格となっているわけですから、全く勉強をしないで受験をしても合格ができるという試験ではありません。

原付試験で出題されるのは文章問題46問とイラスト問題が2問というものです。
文章問題もほとんどが標識の意味を問うものや、ごく基本的な運転者の心得を聞くものではあるのですが、中には事前に問題を読んだことがなければ間違いやすいものもあります。

例えば“原動機付自転車に積める荷物の高さ”は、“荷台から2mである”かどうか?といったものがありますが、これは「荷台」が間違いで「地上」から2mではないといけないのが正解です。

いくら簡単とはいえ失敗をしてしまうと手間も時間もよけいにかかりますので、しっかりと勉強してから試験には臨みたいところですね。