バイクのトラブル

バイクに乗っていると、必ず一度は経験するだろうことが故障などのトラブルです。

最も一般的なトラブル例としては、道路上で異物を踏んでしまったときに起こるパンクですが、他にもエンジンがかからなくなってしまったり、エンジンオイルが足りなくなってしまったりというように様々な事例が考えられます。

たいていの事故がそうですが、「まさか自分が」という気持がどうしてもあるため、いざ事故が起きた時にどのように対処をすればよいかということがわからずパニックになってしまったりします。

そのため、できるだけ遠方地域にまでツーリングをするときには事前にきちんとJAFなどロードサービスに加入したり、同様のサービスがある任意保険に加入しておくことが大切です。

ロードサービスは高額の保険料がかかってしまうものなので若い世代の人などは嫌って入らないことも多いようですが、万が一のときを迎えて初めて「やっぱり入っていてよかった」と実感できるものなので、ぜひとも加入しておくことをおすすめします。

実際にあった話として、10年以上無事故無違反できた人がある日突然に事故にあってしまったようなとき、入院費や物損分の弁償費用を保険で支払えたことで一気に金額のもとはとれたというような計算もあります。

 

緊急時の対処

しかしいくら保険やロードサービスに加入していたとしても、電話の通じにくい山奥でトラブルにあってしまったような場合や、悪天候や道路状況によってはすぐにそのようなサービスを利用することができないということもよくあります。

そんな場合のために、小さなトラブルなら自力で対処できるようにしておくということもまた、ライダーとして大切になってきます。

例えばエンジントラブルなどの場合には、エンジンに致命的な故障が起きているということばかりが原因ではなく、ほんのちょっとした部品の動作不良によって起こっていることもよくあります。

なんとなくおかしいな、と思ったときに交換用の備品を持っていったり、すぐに専門の修理工場に持ち込むことができれば、本格的に壊れるようになる前に大切なバイクを治すことができます。

 

ふつうバイクは購入したときに基本的な工具が付属していますが、故障に備えるということで考えるならそれとは別に修理キットを購入して常に搭載しておくことをおすすめします。

修理キットは数万円にもなるかなり本格的なものもありますが、手頃な持ち歩き用セットなら3000円~5000円程度の価格で用意することができます。

ぜひ用意しておいてもらいたいのがパンク修理用のキットで、中にはパンクが起きた時に簡単に穴をふさぐことができるシール材と、空気を入れることができるエアバルブなどがセットになって入っています。

大きさもポーチくらいのもので邪魔になることはないので、お守り代わりと思って持ち歩くようにしてみてください。

 

なお専門の修理工場に持ち込んで修理をお願いする場合には、故障の具合にもよりますがやはり数万円程度の出費は覚悟した方がよいようです。

簡単なプラグ交換やバッテリーの交換でも数千円から作業代金がかかるので、消耗品の交換などくらいは自分でできるようにしておきたいところです。

 

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