遊子水荷浦
宇和海の海沿いの丘に石垣を積み上げて作られた段畑であり、まるでピラミッドのような景色が広がります。
約1m間隔で山頂まで石垣が積まれており、そこに畑が耕されています。
急な斜面をどうにかして畑にしようとして考え出されたのが、この段畑であり、畑では馬鈴薯が育てられています。
段畑の畑はそれぞれが1m程しか幅のない畑なので、収穫時は急な斜面から海を見下ろすような形で収穫をします。
これぐらい狭いと機械は使えませんので、1段ずつ手作業で収穫していきます。
この地域で暮らす人は、このようにして農業を行い、また海では漁業を行って、生活のために作られた地形なのです。
海岸には港があり漁船が止まり、山の斜面では農業が行われているという少し変わった風景があります。
段畑は斜面にそってレールが取付けられており、このレールにかごを入れてそこに収穫したじゃがいもを入れて運んで、効率よく収穫できるようにしています。
夕やけこやけライン
国道378号線の一部をさす道路のことであり、かつては日本一海に近い駅だった下灘駅があります。
双海町が日本一の夕焼けの町であるということから、このような名前が付けられました。
昼間のツーリングも綺麗な景色の場所なので気持ちがよいですが、やはり名前の通り訪れるなら夕暮れ時がおすすめです。
シーサイド公園には道の駅があり、そこでは夕焼けソフトクリームというオレンジ味のソフトクリームがあります。
夕やけこやけラインはアップダウンのほとんどない、海をひたすら眺めるコースです。
下灘駅は海岸に行ける道がありますので、そこから駅を眺めても良いでしょう。
コースのあちこちには駐車できるスペースがありますので、気に入ったところで立ち止まるのもおすすめです。
また道路と並行してJRの線路があるので、鉄道と並行して走ることもあります。
三連吊り橋
愛媛なら瀬戸内海にかかっている三連吊り橋もおすすめです。
来島大橋にある世界初の来島大橋であり、糸山公園もあり来島海峡展望館が設置されています。
海峡や近隣の島を一望できるスポットであり、駐車場も設けられているので、ツーリングに最適なところです。
全長は4kmもある橋であり、その間にはいくつもの島々を橋が経由します。
自転車・歩行者専用道路もあるので、散歩したりサイクリングすることも可能です。
またサイクリングやウォーキングのイベントも行われています。
珍しいのは、大島側から大橋を見ると、今治側の真ん中に太陽が沈むときがあります。
これは冬至と1月の半ば頃の2回のみであり、とても珍しい光景です。
月に数回ライトアップも行われますので、夜の吊り橋もとても綺麗です。
また亀老山の山頂からの眺めは、有名なビュースポットです。