新基準原付とはどのような原付?

新基準原付について

新基準原付というのは原付一種に該当する区分のことで、総排気量が125cc以下でかつエンジンの最高出力が5.4PSもしくは4Kwh以下となるバイクを指します。
原付一種のバイクは、もともとエンジンの総排気量が50cc以下、もしくは電動バイクの場合は定格出力が0.6kW以下のものと区分されていました。
それが変更となり、排気量が大きくなっているのです。
排気量が大きくなれば比例して最高出力も大きくなるのですが、原付一種という区分に納めるためにその出力を抑制する必要があります。

現行の区分では、125cc以下のバイクは原付二種という分類でした。
そのため、新基準原付が125ccに引き上げられると排気量では差がなくなってしまいます。
そこで、排気量は同じであるものの、最高出力に制限を設けることで原付二種と一種の区別を付けることにしたわけです。

新基準が導入される背景

新基準原付原付が導入される背景には、排ガス規制が厳しくなるという事情が関係しています。
「国内第4排ガス規制」と呼ばれるもので、原付バイクの規制がかなり厳しくなっています。
この規制によると、エンジンが小さい原付一種ではどうしても基準をクリアできないのです。
そのため、バイクメーカーとしては50ccエンジンの開発を断念せざるを得ない状況となりました。

しかし、少なくても日本国内では原付一種というのは市民の足、またデリバリーなどの業務用バイクとして非常に利用頻度の高いバイクです。
このバイクがなくなってしまうと大きな不便をもたらすことになるため、新たな基準を作ることにしたのです。

世界的なバイクの流通傾向を見ると、50ccバイクというのは非常に少ないのが現実です。
そもそも日本のように細かく排気量による車両区分がなされていない国が多く、一番小さな車両区分でも125ccや150ccオーバーのバイクに乗ることができます。
道路事情が良くない国が多いということもあって、50ccバイクはほとんど外国では普及していないのです。
そのため、今回の排ガス規制に合わせて50ccバイクの開発を止めるというのは、バイクメーカーにとっては自然の流れとも言えることです。

新基準の導入時期について

この新基準は2025年11月からの施行となります。
この時期を境に、メーカーとしては排ガス規制をクリアしていないバイクを販売できなくなります。
そのため、それより少し前くらいには新基準に対応した原付一種が発表され、早ければ発売もなされる可能性があります。
125ccクラスのモデルをベースにして新基準原付を開発することが多くなるため、スタイルやデザインのバリエーションが増えることが期待されます。