郵便配達バイクが電動化に

カブから電動バイクへ

1958年に登場したカブのバイクから電動バイクへ変更されています。
既に2019年度から1年ごとに約200台ずつ導入されていて、全国に約8万5000台あるカブが変更されているのが実態です。
しかし、電動バイクの導入で不安なことは多々あります。

例えば、カブの重役を担えるかが不安です。
世界的に有名なホンダが世界中に販売しているバイクで、海外でも「カブ」と呼ばれているほどの知名度があります。
他にもバッテリー切れしたら配達ができなくなるため、近くに充電ができる環境がない地域かつ走行距離が長いと不安です。
このような問題を、果たして電動バイクは解決してくれるのでしょうか。

ベンリィe:がベース

カブの代わりになる電動バイクは、ビジネス用電動二輪車の「ベンリィe:(ベンリィ イー)」です。
ラインナップされているのは、原付一種50㏄の「ベンリィe:Ⅰ(ベンリィ イー ワン)」と原付二種125㏄の「ベンリィe:Ⅱ(ベンリィ イー ツー)」があります。
カブと同じ装備と容積量であるため、郵便配達の業務に支障はないでしょう。

一番の見どころは何と言ってもリバース機能です。
いわゆる後進のことで、バイクでは珍しい光景になります。
電動バイクならではの強みで、細道で引き返せないときやT字路でバックして曲がったりするときに使えるため便利です。

ベンリィe:の基本情報

電動バイクであるため、給油は不要です。
充電が満タンになるまで、約4時間はかかります。
車体から取り外し可能で、モバイルパワーパックを専用の充電器であるインジケーターに接続してください。
充電の状態はインジケーターで確認できます。

ヘッドライトはLEDを使用していて、なるべくバッテリーの負担にならないようにしています。
旧車体の丸型ヘッドライトだったベンリィとは異なり、六角形でスタイリッシュです。
最大積載量はベンリィe:Ⅰだと30㎏、ベンリィe:Ⅱだと60㎏になります。

バッテリー交換で安心

フル充電でベンリィe:Ⅰは87km、ベンリィe:Ⅱは43kmの走行が可能です。
配達は狭いエリアで行うのが多いため、1日中走行しても問題ありません。
また、配達で昼休憩をはさむため、その間にバッテリーを交換すれば午後も走ることができます。

しかし、いつ止まるかわからなくって心配な人がいることでしょう。
その場合は、スピードメーターを見ると確認できます。

バッテリー残量表示はもちろんのこと、時計やインジケータ表示があるのが特徴です。
充電はパーセントで表示されて、横に走行距離が表示されています。
このようなメリットがあるため、カブから電動バイクになっても、バッテリー交換で安心して走行が可能です。