レインウェアを選ぶ購入する際のポイント

レインウェアに必要な耐水圧性能

耐水圧はレインウェアを選ぶ際の非常に重要なポイントです。
この指標は、レインウェアがどれだけの水圧に耐えられるかを示しています。
耐水圧が高いほど、強い雨や突然の豪雨にも対応できる能力があるということです。

耐水圧は通常、ミリメートル(mm)で表示されます。
この数値は水柱の高さに相当し、その高さの水柱が布地にかかる圧力に耐えられるかを示しています。
たとえば耐水圧が2,000mmと表示されているレインウェアは、2,000mmの水柱に相当する圧力まで耐えられるということです。

具体的にどの程度の耐水圧が必要かは、使用状況によって変わります。
ただ、一般的には最低2,000mm以上は欲しいです。
より厳しい環境や長時間の使用を考慮する場合は、8,000mm以上の耐水圧を持つ製品を選ぶとよいでしょう。

耐水圧が高いレインウェアは価格が高くなる傾向がありますが、その分、耐久性と快適性が高まるため投資する価値は十分にあります。
特にバイクでの移動では速度が出るため、耐水圧が低いと簡単に水が浸透してしまいます。
このような理由から、耐水圧はレインウェア選びの際に非常に重要なポイントとなるのです。

レインウェアに必要な透湿性能

透湿性も、レインウェア選びにおいて重要な要素です。
レインウェアの素材がどれだけ湿気を外に逃がすことができるかを示しています。
透湿性が高いと、レインウェアの内部が蒸れにくく快適に過ごしやすいということです。

透湿性は通常、グラム/平方メートル/24時間(g/m²/24h)という単位で表示されます。
この数値が高いほど、より多くの湿気を短時間で外に逃がすことができるということです。
たとえば透湿性が5,000g/m²/24hと表示されているレインウェアは、24時間で1平方メートルあたり5,000グラムの水蒸気を外に逃がす能力があるということになります。

どのぐらいの透湿性が必要かも、使用環境や使用頻度によって異なります。
短時間の移動であれば、透湿性はそれほど重要ではないかもしれません。
しかし、長時間の使用や長距離ライドを想定する場合、8,000g/m²/24h程度の高い透湿性を備えた製品を選ぶことが推奨されます。

高い透湿性を持つレインウェアは、耐水圧が高い製品と同様に価格が高めです。
ただしその分、長時間の使用でも快適性が維持できるため、価格に見合った価値があるはずです。

その他のあるとうれしい機能

ネックガードやリフレクターもあると嬉しい機能です。
ネックガードは首元から水や風が侵入するのを防ぎますので、長時間の走行でも快適性を維持するために検討したい機能です。

リフレクターは安全性を高めるための機能です。
特に夜間や曇天などの視界が悪い状況では、リフレクター付きのレインウェアが安全性を高めてくれます。