使い勝手にこだわった装備の「TACT(タクト)」

TACT(タクト)の特徴と概要について

ホンダの「TACT(タクト)」は、2021年11月に発売された国内向けの原付バイクです。
基本は「TACT BASIC」というタイプグレードとなっていて、サイズは全長1675mm、全幅670mm、全高1035mmと、コンパクトながらも厚みを感じさせるサイズ感です。
車両重量は78kg、価格は179,300円(税込)からとなっています。

走行性能においては、4ストロークの単気筒エンジンが搭載されているのが特徴です。
排気量は49cc、最高出力は4.5PSで、最大トルクは0.42kgf・mとなっています。
特に注目したいポイントはその優れた燃費性能で、なんと80.0km/L(30km/h走行時)と、このクラスの原付バイクのなかでも非常に低燃費に仕上がっています。
燃料タンク容量は4.5Lなので、満タン時の航続距離は約360kmにもなるということです。

ブレーキには前後ともに機械式リーディングトレーリングを採用し、懸架方式は前がテレスコピックフォーク、後がユニットスイング式です。
タイヤは前後ともに80/100-10のチューブレスタイヤを装備しています。
メーター表示はアナログ式で、燃料計と時計も備わっています。
さらにヘルメット収納やシート下収納、キャリア、センタースタンドなど、日常使いに便利な装備が充実しています。
このように、TACT(タクト)は低燃費で経済的、かつ多機能性と安全性を備えた原付バイクと言えるでしょう。

TACT(タクト)の魅力とは?

TACT(タクト)の魅力は、第一にその高い積載性です。
シート下には20Lのラゲッジボックスが備わっており、ヘルメットからA4サイズのファイルまで、日常生活で必要な小物類をしっかりと収納できます。
特にTACT(タクト)ベーシックモデルでは、足着き性に配慮したローシートを採用しながらも、19Lの容量を確保しているのがポイントです。

500mLのペットボトルもらくらく入るインナーラックがあり、中央部には大型の折りたたみフックが装備されています。
これにより、太い持ち手のカバンでも安心して掛けられるようになっています。
また、リアキャリアにも荷掛けフックとUロックの収納スペースがあり、さらに取っ手もついているためスタンド掛けが非常に便利です。

それ以外のポイントでは、上質な表皮とダブルステッチが施されたシート、サイドに配された立体エンブレムなど上質感も兼ね備えているところが挙げられるでしょう。
使い勝手にこだわった装備も充実しており、補水のいらないメンテナンスフリーバッテリーやワンタッチで開閉可能なシートオープナースイッチ、力のいらないセンタースタンドなど、日常使いから長距離ライドまで考慮された実用性の高い装備が魅力です。