知っておきたいヘルメットの法律

ヘルメット

ヘルメットの法律について理解していますか?

日本ではバイクに乗るとき、ヘルメットの着用義務がありますが、ただかぶっていればいいと思っている方もいます。
しかし実はヘルメットについて、細かい規定があるのです。

ヘルメットはバイクに乗る時に無防備になる頭部を守る、大切な物となります。
万が一の時に頭をしっかり守ることができるように、ヘルメットについて知識を持ちましょう。

バイクのヘルメットの絶対条件とは

バイクのヘルメットに関する必須条件は、道路交通法によって定められているので、この道路交通法に沿って安全なヘルメットを選ぶ必要があります。
バイクに乗っている人が衝撃から、頭・顔・首を守るという目的を持っていること、また風やほこりなどから目を保護するといった意味も持っているのがバイクのヘルメットです。

必須条件は、視野が確保さえていること、風圧に耐えられること、聴力を損ねない構造であること、衝撃吸収性があり障害物を貫通しないこと、あご紐で固定できること、2キロ以上の重量であること、人体を傷つける構造ではないこと、以上7項目が定時されています。
この要件が満たされているものでなければ、「公道」で利用することができないのです。
道路交通法の安全尿権を満たしたヘルメットには、PSCマーク・SGマークがついていますので、このマークがついているヘルメットを選びましょう。

半キャップをかぶりたいけどこれは使える?

半キャップはファッション性も高くおしゃれなものが多いので、若い人に人気です。
バイク用の半キャップのヘルメットも、安全基準を満たしているPSCマークやSGマークがついていれば利用できます。

しかし安全面から言えば、フルフェイス型のヘルメットと格段の違いがあるのです。
フルフェイス型のヘルメットは、顔、首、頭部を守ることができますが、半キャップの場合、首や顔を守ることができず、頭部の保護も不安が残ります。
大けがを負う可能性があるので、できればフルフェイス型のヘルメットの方が安心でしょう。

古いヘルメットは使える?

人から古いヘルメットをもらったり、ずっと新しいものに交換せずに利用しているという方もいるでしょう。
もちろんこうした古いヘルメットでもいいのですが、安全面を考えると不安です。
ヘルメットも長く利用していると頭皮の汗などを吸収してしまうので、衝撃吸収素材が劣化していることがあります。
SGマークについては、有効期限「購入後3年」とされてますので、新しく購入するほうがいいでしょう。

ヘルメットについてファッション性を重視する方もいますが、バイクのヘルメットはライダーの体を保護する重要なものとなります。
ファッション性よりも安全性を考慮して購入することが望まれるのです。