バイクでの通行が禁止されているアンダーパス

アンダーパスとは

道路や鉄道の線路と立体的に交差する際に、下をくぐりぬける形になっている掘り込まれた道路のことです。
複数の鉄道や道路があるところで見られ、人口の多い都市ではよく見る光景になります。
バイクでの通行が禁止されていますが、気付かずに通ってしまう人が多いです。

また、谷のように下って上る道路であることから、運転が困難な道路でもあります。
例えば下りの所で停車するとしましょう。
ブレーキを離してしまうと思いもしなかったスピードが出て、前の車にぶつかってしまう場合があります。また、上り所で停車するのが一番大変です。

特にマニュアル車になると、ハンドブレーキを使用しないとエンストして前進できず、後退する恐れがあります。
構造上仕方のないことですが、運転には十分な注意が必要です。

アンダーパスとなっている国道

アンダーパスとなっている国道はたくさんあります。
その中でも国道246号を紹介しましょう。
東京都千代田区から神奈川県県央地域までを結ぶ、一般国道になります。

アンダーパスの区間は規制区間は渋谷区南平台町1番10号先から、目黒区青葉台3丁目6番先までです。
原付の走行が規制されていて、終日規制になります。

静岡県沼津市で終点になり、接続する国道は7種類です。
その中に大阪府大阪市まで結ぶ国道1号があるため、重要なアクセスになります。

気づかずに違反していることも

定点観測調査によると、1時間に7台のバイクがアンダーパスに侵入してしまうようです。
バイクで通行が可能なアンダーパスはありますが、その判断をするために標識を確認しなければいけません。
しかし、判断が遅れて交通違反になる装甲車が続出しているのも事実です。

取り締まりとして、違反点数が2点と6000円の反則金が発生してしまいます。
全国に3600か所あるアンダーパスなので、初見の人にとっては戸惑ってしまうでしょう。
その場合は二輪車通行規制区間情報を確認して、安全な走行をしてください。

アンダーパスはなぜ気付かないのか

一見、道路や線路が立体的に交差しているから、遠目でもわかるという考えがあるでしょう。
しかし、バイクに乗っている人はアンダーパスに気付かないのです。
その理由は、流れになります。
うっかり標識を見ていなかったのもありますが、前をしっかり見ているのに違反してしまう後を絶ちません。

また、前の車がトラックやバスのように大きな車体になると、標識が見えないまま流れに乗って走行してしまうのです。
バイクの言い分も理解できますが、車間距離の問題を挙げられて結局違反になります。
違反が多いと警察もずっと監視するため、気を抜かないで走行しなければなりません。
バイクには負担になりますが、交通の秩序と安全のためなので、充分に気をつけましょう。