原付で起こりやすいパンクの種類

異物を踏む

原付は異物を踏むとパンクが起きやすいです。よくあるのは鋭利な金属やガラス、石などが該当します。このときに刺さった異物は抜かないようにしてください。
異物を抜くとタイヤの空気が大量に放出し、安全に運転できないまま走行が困難になってしまいます。
また、きれいな穴なら費用を抑えて修理できますが、大きな穴になってしまうとタイヤの交換をしなければなりません。

さらにパンクしたまま無理に走行すると、チューブの内側にあるホイールまで傷つけてしまいます。
異物を踏んだ場合で走行が可能なら、近くのバイク屋さんを目指してください。
もし走行が困難な場合はレッカー車を呼んで、安全第一の行動をとりましょう。

タイヤ側面の亀裂

タイヤ側面の亀裂は、年数がたつとよく見られる光景です。中古で購入したり、友だちから譲ってもらった原付は、亀裂が起こりやすいので注意が必要になります。
特に気を付けておきたいのが、空気圧の低下による原因です。
空気圧が低いとタイヤ側面が亀裂してしまうため、適度な空気圧にする必要があります。

亀裂に関しては修理不可なので、タイヤ交換をせざるを得ません。
交換する費用は5000円から1万5000円と幅広く、前輪と後輪で価格が異なります。
また50㏄だと安価で、100㏄、125㏄と上がっていくと効果になるのも覚えておきましょう。

エアバルブの亀裂

エアバルブの亀裂も、タイヤ側面の亀裂同様に年数がたつと見られる光景です。
原付は自転車のように空気を入れる機会が少ないのでわかりにくいですが、走行中だと気付きやすくなります。
特徴は一定のリズムで「シュッシュッ」と、空気が抜けている音がするので注意して聞いてみてください。

また、エアバルブを外そうとしてもホイールの内側にあるため、素人では交換が難しい箇所です。
すぐにバイク屋さんに連絡して修理してもらうのが、最良な手段になります。

定期的に空気を入れていない

原付に乗っていると、定期的に空気を入れないで走行してしまう人が多いです。
特に大学生は「4年間使えればいい」という認識があるため、何か問題があっても走行できれば問題ないと考えてしまうでしょう。
またタイヤの空気が自然に抜ける事実を知らないため、数年経っても空気入れをしないどころか、オイル交換さえもしません。

空気圧を一定に保つためにも、購入したバイク屋さんに相談すれば親切に対応してくれるでしょう。
空気入れなら近くのバイク屋さんでもできますが、当店で購入したバイクしかサービスしない所があります。

頻度は3ヶ月に1回が理想で、半年以上空気入れをしない状況は避けてください。
タイヤの空気圧は1か月経過すると、約10%抜けるそうです。
逆算して状況把握をしておきましょう。