スピードが出ない、トルクが無い

原付バイクに長く乗っていると、走行中にアクセルを大きく開いてもスピードが出なかったり、加速に力がなくなってきていることを感じることがあります。
調子のよいエンジンの場合にはスロットルを上げると力強くブォンという音がしてスピードが上がっていきますが、内部に不具合が起きているとこのスロットルに変化が感じられず平坦な走り方となってしまいます。
このような動作は、エンジンの回転がうまく行われていないときに起こる現象であり、原因としてはキャブのチョークが効きっぱなしになっているためにうまくエンジンが動かなくなってしまっていることにより起こります。
キャブとは、「キャブレター」の略称で、別名気化器と呼ばれており、内部で霧吹きのような役割をします。
キャブレターはガソリンタンクとエンジンの接続部分にある機器であり、液状のガソリンを霧状にして燃焼しやすい状態にする役割をします。
このキャブレター部分にサビや異物が詰まっていたりすると、スロットルを上げてもガソリンがエンジンに運ばれなくなってしまうため、加速に力がなくなり、平坦な走りとなってしまうというわけです。

他にも、エンジンルームの熱を冷ますために用いられるラジエーターの水が不足しており、内部で温度が正常に保たれなくなってしまい、オーバーヒートの状態を起こしてしまっていることも考えられます。
原付の場合にはスクータータイプなどでは水温計までが設置されていないこともありますが、長時間の走行などにより急に調子が悪くなってきたときにはこの温度の上がりすぎが考えられるため、少し走行を止めてエンジンの温度が冷えるのを待つようにしてください。
もし可能であるならラジエータータンクに水を入れなおすということも有効な手段となります。