ブレーキが効かない、効きにくい

ブレーキをチェック

一般的なブレーキが効きにくい原因、対処法

普通に運転していてもブレーキが故障するということはあります。

これはブレーキパッドが消耗品だから起きることで、それほど複雑な原因があるわけではありません。
もしブレーキパッドが消耗しているのであれば、早めにブレーキパッド交換を行ったほうが良いでしょう。

補足となりますが、ブレーキパッドが酷く故障している場合は、キーッという音を出すようになります。
このような音を立てるブレーキパッドもありますが、ほぼすべてのブレーキパッドは静音性を高める設計となっているので、ブレーキ音が大きい場合は故障を疑ったほうが良いでしょう。

また、ブレーキパッドが消耗している問題は、車よりもバイクのほうが起きやすいとされています。
バイクのブレーキパッドは、車のものより耐久性が良くないので注意してください。

その他の原因では、キャリパーピストンが固着しているのかもしれません。
ブレーキの仕組みは、ブレーキを動作させることでディスクローターも動作して、その際に制動力が発揮されるようになっています。

しかし押さえる動きをしているのは、あくまでもキャリパーピストンなのです。
つまり、キャリパーピストンが固着して動かないバイクは、ブレーキをかけても効きにくい状態となります。

もしキャリパーピストンがおかしい・・・と思った際は、エンジンを停止させる、バイクを押し掛けしてみるようにしましょう。
この際にブレーキ周辺から異音がするという場合は、キャリパーピストンの故障を疑ったほうが良いですし、交換を行ったほうが賢明です。

エアーを噛んでいるのかもしれない

ブレーキが効かない問題は、実はエアーの問題によっても起きます。

このような状態をエアーを噛んでいるというのですが、エアーを噛んでいる状態になると、マスターシリンダーが上手く動作しない問題が起きるようになるのです。
マスターシリンダーの役目は、なにもエアーを正常に動作させるためのものではありません。

油圧式ブレーキを動作させる場合、圧力を高めるのにマスターシリンダーが必要なのです。
つまりマスターシリンダーは、油圧、エアーの両方と関係しているので、マスターシリンダーに不具合が生じると、ブレーキ機能が低下するのは当然のこととなります。

肝心の対処方法ですが、マスターシリンダーを交換して対処するのではありません。
1500円ほどで売られているエア抜きを購入して、後はマスターシリンダーに対してエア抜きを使用するだけで問題ありません。

これにより油圧式ブレーキの機能が元に戻るのですが、念のためにバイクを発進させて、本当にブレーキ機能が正常化しているかもチェックしましょう。