タイヤが回らない

原付のタイヤが突然回らなくなる原因とは

ごくまれに走行中の原付のタイヤが突然回らなくなることがあります。
当然ながら走行中のトラブルであるからこそ、焦る気持ちもあるでしょう。
しかし迅速に対応していかないと被害が拡大してしまう恐れがあります。

エンジンこそかかるものの、アクセルを捻っても動かず空吹かしのようになる場合は、どういった原因があるのかを見ていきましょう。
そしてこれ以上悪化させないためにはどういった対処法を駆使するべきか頭に入れておくべきです。
可能性は低くとも、起こり得る出来事であるのを忘れてはいけません。

原因として考えるべきは2つ

原付のタイヤが突然回らなく原因は主に2つです。
まず一つ目はドライブベルト切れてしまったことです。
当然ながら原付のタイヤが突然回らなくなり、修理をしないといけない状態となります。

もう一つはクランクシャフトのスプラインが舐めた状態であることです。
レアケースではあるものの、少し前から調子が悪かったり走っていたらスピードが落ちたりといった場合には注意した方がよいでしょう。
どちらにしても修理が必要であるため、考えるべきはこれ以上悪化させないことです。

無駄な空吹かしはNG

原付のタイヤが突然回らなくなると、無駄な空吹かしをする方もいるものの、絶対にしてはいけません。
いくらアクセルを開けてもエンジンがうなるだけでタイヤが回ることはありません。
最悪なのは切れたベルトがおかしな絡まり方をしてしまうことです。

その結果、クランクシャフトが損傷してしまうこともあります。
クランクを交換するとなると、修理代は5万円ほどになることが予想されます。
二次被害を出さないためにも、自分で直すことを断念して専門業者に修理を依頼した方がよいでしょう。

1万円前後の修理代で済む場合も少なくない

ベルトやクランクシャフトを修理する場合、どういった部品を使用するかによって価格は大きく変わっていきます。
ベルトを交換する場合は工賃も含めて1万円前後の修理代となります。

問題となるのはどういった部品を選択するかです。
粗悪品はすぐに切れてしまうのが注意点となります。
多少高くなったとしても純正ベルトを選択した方がトータルで考えるとお得な選択となります。

社外品ベルトを選択する場合においても純正ベルトと同程度の耐久性を持ち合わせるかに注目した方がよいでしょう。
消耗品である原付に乗っている以上、ずっと修理せずに乗り続けることはできません。
いずれかは原付のタイヤが突然回らなくなる自体も起こり得ると考えるのが適切です。

定期的にメンテナンスを行って何も問題ない状態であるのかを確認し、必要であるのなら事前に部品の交換をしておいた方がよいでしょう。