原付でツーリング~福島を走る

穏やかで美しい、福島の自然たち…

東北の玄関口でもある「福島」。
今は原発事故でその名前が広まってしまいましたが、もともとはとても静かな県で、穏やかでのんびりとした人たちが住む、とても美しい県です。
福島の特徴は、会津・中通り・浜通りに分けることができるということ。
浜通りは海ぞいで、美しい海をみながら生活をすることができます。
中通りは、県庁所在地である福島と、開けた街である郡山があるのがこのなかどおり。
ちなみに、「猪苗代湖」もあります。
そして会津ですが、その会津が歴史深い土地です。
会津はもともと会津藩があった場所で、会津藩は幕末に「京都守護職」というお役目を担っていました。これは、会津藩主松平公の意志によるもので、当時の会津ではあまり歓迎されなかったと言います。
その会津藩の松平公がつくったのが「新選組」です。
新選組の名前はご存知ですよね。新選組は、幕末の京都で不定浪士を取り締まるために存在した警察のようなもの。その新選組と、会津藩は深いつながりがあるのです。

土方歳三も立ち寄った会津

この会津には、あの土方歳三も立ち寄り温泉につかったと言われています。
そして、会津では以前からの部下であった斎藤一とわかれ、土方は函館へ、斎藤は会津へ残留することになりました。斎藤一はすでに名前を変えておりましたが、最終的には「藤田五郎」という名前になって現在もお墓が会津に残っています。
また、本物かどうかは定かではありませんが、近藤勇のお墓もありますね。
近藤勇のお墓は各地にあってどれが本物か解りませんが、会津と斬首になった流山では距離があることから、会津にあるものは違うのではと言われています。それでも、近藤勇のお墓が会津にあるというのは、なんだか因縁めいたものを感じますよね。

福島県は決して派手な土地ではありません。
でも、見れば見るほど素晴らしいものがたくさんあり、一度いったらまた行きたくなる土地です。
果物は美味しいですし、吾妻小富士や磐梯山などたくさんの見どころがありますので、そういったものを探しながらツーリングの旅をしてみてはいかがでしょう。
福島は温泉もたくさんありますので、温泉に入ってゆっくりするのもいいでしょう。
冬には雪がたくさんふる土地でもありますが、そういった雪景色まで、思う存分楽しんでみてくださいね。

福島へのツーリングなら、やはり春から秋がオススメ。
場所にもよりますが、福島市周辺は盆地なので夏はあつく冬はとても寒いです。