一種と二種

原付免許には二種類があります

運転免許センターで取得をすることができる免許の中でも最も難易度が低いとされているのが「原付免許」ですが、実はこの原付免許にも2つの種類があります。

原付における一種、二種の違いというのは、その免許を所有することにより乗用することができるバイクの排気量の違いにより分かれます。

原付一種とされるのは排気量が50cc以下のもので、ナンバープレートが白色をしています。
一方の原付二種とは排気量が51cc~125ccまでのバイクのことをいい、ナンバープレートは90cc以下ならば黄色、91cc~125ccではピンク色になります。

いわゆる「原付免許」と呼ばれているものはほとんどの場合原付一種に乗ることができる50ccまでのものをさすことが多いようです。
原付二種免許は別名「小型限定普通二輪免許」とも言われており、原付一種免許と同じく16歳から習得をすることができますが、原付免許のように一発受験で学科に合格すれば教習だけでOKというわけにはいかず、教習所での実技教習を受けるかもしくは運転免許センターで実技試験を受けなくてはいけないこととなっています。

原付二種のメリットとは?

普通原付免許と言われているものは50cc以下に限定されています、その最大のメリットは免許取得に関するお手軽さです。
それほど本格的に乗りたいわけではないけど、ちょっとした街乗りや通勤通学のために一応免許がほしいという人にとっては、簡単な勉強で即日合格することができる原付一種の免許は大変便利なものと言えます。

一方で、大型二輪のようにしっかりとバイクに乗ることができるわけではないし、免許取得をするために面倒な教習所通いをしなくてはいけない原付二種の免許はどこにメリットがあるんだろうと思ってしまうところです。

ですが原付二種に一度乗ってみるとその便利さは一種とは比べ物にならず、かなりバイクライフが楽しくなったという感想が多く聞かれます。

原付二種のメリットを簡単に挙げていくと、まず「二段階右折をしなくてもよい」「法定最高速度が60km/hになる」ということです。
これは道路交通法による規定ですが、地味にこれは大変に便利なものです。

また50cc以下の原付では禁止をされている二人乗りも二種ならOKになります。

一種と二種のどちらを取得するか迷うなら

もうすぐ16歳になる人で、原付免許取得を考えるならこの一種二種のどちらがいいかをよく考えてみるのがよいでしょう。

一種免許のメリットはなんといってもその手軽さです。
50cc以下のみと乗れるバイクの種類は限定されますが、免許取得には簡単な勉強で済むので負担なく合格をすることができます。(念のため付け加えれば、しっかり勉強しなければ試験に落ちます)。

一方で二種免許は免許取得に関する費用も時間も一種とくらべてかなりかかることになります。
また実際に乗用する場合においてバイクを購入するときにも、50cc以下か125cc以下かで平均価格はかなり異なってきます。
せっかく二種免許をとったけれども本体価格が高くて結局50cc以下に乗っているというのは勿体ない話です。

18歳以上になれば大型自動二輪も取得ができるわけですから、そうした将来的なことも考え、今必要なのはどのくらいまでの免許かということで判断をするのがよいのではないかと思います。